2週間声の異変が治らなければ病院へ*声帯炎*声帯結節*ポリープ*ポリープ様声帯*喉頭肉芽腫*喉頭ガンの恐れあり7

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「声がいつもと違っておかしいな」という自覚症状や、人から「声がおかしいね」と指摘された場合、「そのうち治るだろう」と長期にわたって放置することほど危険なことはありません。

たとえば、前の日に子どもの試合を見に行って大声で応援したために声がかれてしまったとか、カラオケボックスへ仲間と出かけ、お酒を飲みながら何曲も大声で歌ったという明らかな原因があっても、2週間治らなければ病気のサインを疑うべきです。はっきりとした原因がないままに「声の異変」が続いたとしたら、より病気を疑うことが必要です。すぐに耳鼻咽喉科を受診してください。

これまで声の異変が脳梗塞や大動脈瘤といった命に関わる「病気のサイン」かもしれません、ということを指摘してきましたが、ここではそれ以外のどんな病気があるかを紹介することにします。

「声のかすれ」に隠れた主な病気は次の通りです。

*声帯炎
細菌やウイルス感染が原因の風邪に似た病気ですが、比較的短期間で治ります。

*声帯結節
歌の歌いすぎなど習慣的に声を使い続けることで声帯が厚くなり、スポーツにおける手や指のタコのような突起ができる病気です。「謡人結節」とも言われます。

*声帯ポリープ
声帯の炎症が起こり、腫れてしまう病気です。通常方側の声帯に血豆のようなものができます。

*ポリープ様声帯
声帯全体がむくんでしまう水ぶくれのような病気です。お酒を飲みタバコを吸う更年期以降の女性に多く、ガラガラ声が長く続きます。

*喉頭肉芽腫
胃酸の逆流などにより声帯の後方の軟骨にできる「かさぶた」のようなものです。

*喉頭ガン
声のかすれで最も注意しなければいけないのが「喉頭ガン」です。

ある落語家が、テレビ番組でガサガサとした声であいさつをされたあと、隣の席に座っている方に耳打ちをしてお題に答えるというシーンがありました。

「声の様子がおかしいな」と思っていたところ、翌日、喉頭ガンであることを発表、すぐ治療に入られました。

その方のインタビュー記事によると数年前から、空咳が出るようになり、かかりつけ医で風邪薬を処方してもらっていたそうです。

ですが、その後良くなるどころか、声がさらにかすれて、内緒話をしているような声になったといいます。

不安になった家族の薦めもあり、耳鼻咽喉科を受診、内視鏡で診てもらったところ「喉頭ガン」が見つかりました。

幸い初期のガンということで放射線治療によって治られたということで、喉頭ガンがいかに「早期発見、早期治療」が大切かがよくわかります。

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このように「声のかすれ」という症状の一つ見ても、簡単に治る病気が原因になっていることもあれば、「喉頭ガン」のように少しでも早く発見して早く治療しなければならない病気が隠れていることもあります。

さらにこれまで触れてきたように「声のかすれ」や「むせる」「声が出にくい」といった症状が実は脳梗塞のような重大な病気のサインであることも少なくありません。

もしご自身でこうした声の異変に気づいたとき、あるいは家族や知人から「何か声がおかしいね」と言われたときはまず数日様子を見ましょう。

そして、数日中に治らない場合はすぐに耳鼻咽喉科を受診するようにしてください。

内科は総合的に診察を行うのですが、耳、鼻、口に関して専門というわけではありません。できれば1週間、長くても2週間以内に耳鼻咽喉科を受診すれば原因もはっきりしますし、治療を開始することもできます。

のどの調子が悪いとき、多くの人は「風邪かな」と思って内科を受診されますが、それでは病気のサインを見逃す可能性があります。

一般的には「口を開けて」のどが腫れていないかを診るだけなのに対し、耳鼻咽喉科は内視鏡を使ってのどの奥まで診ます。

仮にかかりつけ医で出された薬を飲んでも症状が改善しない場合は、速やかに耳鼻咽喉科を受診してください。

「声の異変」は「病気のサイン」であると考え、「声の専門家」を訪ねることが「声の健康」を守るための大原則なのです。

引用文献・参考文献

声をキレイにすると超健康になるー角田晃一氏ー


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